「今日も一日疲れた……。荷物も多いし、早く家に入ろう。」
と言い、あなたはいつものように玄関へ。そしてコソコソと鍵を探すが……。
「あれ? 無い。なんで? え? どうしよう!家に入れない!」
あなたは、仕事でくたくたにも関わらず、締め出しにあって遭ってしまう羽目に。
家族の誰かがスペアキーを持っていれば開けることもできますが、もしあなたが一人暮らしだったらどうでしょう? 誰も開けてはくれません。
業者といえば、「家のカギか、車のカギ以外はサービス対象外」と思ってるお客様が多いかと思いますが、そんなことはありません。室内のドアの鍵ももちろん開けます。お子さまが、部屋の中から誤って鍵を締めてしまった場合なども、業者に頼んだら快く開けてくれますよ。
非常事態でパニックかとは思いますが、そんなときこそ冷静に落ち着いて、現状を伝えてください。 業者に伝えるべきことは、次の項目です。
① カギを開ける対象
・・・は、伝えられるかと思います。しかしながら、業者はこれだけでは現状を把握できません。
② かぎ穴の形
・・・かぎ穴の形は、大きく2種類あります。「タテ穴」と「ヨコ穴」です。「タテ穴」のほうが一般的で、名称はディスクシリンダーと呼ばれます。一方「ヨコ穴」のほうは防犯性に優れた特殊な形状で、名称はディンプルキーと呼ばれます。日本の住宅の8割は「タテ穴」であり、作業も短時間で終了します。「ヨコ穴」の場合は特殊な解錠となります。
③ ドアの形
・・・じつはドアの形も、大きく2種類あるのです。「レバー型」と「玉座」です。名の通り「レバー型」は、洋風住宅では一般的なレバーを下げて開けるタイプのドア。「玉座」は、ひと昔前まで一般的だった、ノブを握って回して開けるタイプのドアです。業者はたいていどちらでも対応できますが、事前に業者に伝えておくと、作業がスムーズになります。